From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Sat, 14 Aug 2004 09:12:00 +0900
Subject: [keystone 9131] ヘリ墜落事故に対するヘリ基地反対協の抗議声明
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
CH−53ヘリ機墜落事故に対するヘリ基地反対協の抗議声明
1.普天間基地の即時閉鎖と無条件全面返還を行うこと。
昨年11月に来沖したラムズフェルド国防長官は、「ニューヨーク市のセントラル
パークに軍事基地があるようなもの。事故が起きないのが不思議」と言い、SACO
の見直しを指示した。
私たちが絶えず指摘していた世界で最も危険な普天間基地。その周辺に位置する沖
国大のキャンパスにCH−53ヘリが墜落事故を起こしたことは、断じて許し難いもの
である。夏休み中であることが大惨事にならず、不幸中の幸いであった。
この事故の知らせを聞いたときは、石川市で起きた宮森小学校米軍機墜落事故を彷
彿させ、とてつもない憤りを覚えた。
1996年の橋本・モンデール会談で「5年から7年で普天間基地を返還する」との日
米政府間の合意が反故にされている。普天間基地は不当占拠されているのである。直
ちに普天間基地を閉鎖し、無条件で全面返還するよう要求する。
2.辺野古沖海上基地建設計画を撤回し、ボーリング調査も中止すること。
新基地建設は供用開始まで最短でも16年かかると言われている。それまで、宜野
湾市民と県民は危険にさらされることになる。私たちは日米政府が新基地建設計画を
直ちに撤回するよう要求する。
稲嶺知事は名護市民投票の結果を無視し、県の「自然環境の厳正な保護を図る区域
(ランクT)」である辺野古海域を埋め立てる新基地建設計画に同意した。「軍民共
用空港」と県民をたぶらかし、美ら海を軍事基地に変貌させる「非現実的で最悪な判
断」を行った。
私たちは稲嶺知事及び岸本市長に対して、基地の県内移設反対の圧倒的な世論を無
視することなく、以下のとおり要求する。
@サンゴ礁に刃を突き刺し、ジュゴンの餌であるアマモを破壊するボーリング調査
の許可を取り消し、那覇防衛施設局に対してボーリング調査の中止を申し入れるこ
と。
A新基地建設計画の同意を撤回すること。沖縄県の環境保護政策は沖縄の原風景で
あるリーフやイノーを子々孫々に伝えることである。現実的でベストな方法は、自然
豊かな辺野古海域をサンゴ礁及びジュゴンの保護区に設定することである。
ヘリ基地反対協はボーリング調査の白紙撤回と新基地建設を断念させるまで、辺野古
漁港前の座り込み行動を続けていく。
2004年8月14日(座り込み118日目)
ヘリ基地建設反対協議会
辺野古座り込み参加者一同