X-Original-To: kaymaru@jca.apc.org
From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Tue, 20 Jul 2004 00:42:45 +0900
Subject: [keystone 8989] 阻止行動91日目
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
7月18日(日)
・防衛施設局は来ませんでした。
座り込みが明日で3ヶ月に達する。この3ヶ月とはなんだったのか、そしてこれから
はどうなっていくのか。4月19日、歴史の動いた日、なんにしろそこに立ち返り基
地建設が完全になくなるまで座り込もうと決意を新たなにしています。
人から聞いた言葉で私が大切に思っている言葉があります。
「意気消沈せず、幻想を持たず、極めて困難な課題に立ち向かい、何度も何度も"始
めに立ち返る"力を持つ人は負けない」という言葉。
基地建設を止めようと誓った原点、人として生きていこうと思った原点、人を愛そう
と思った原点、そこに立ち返ることが出来れば負けない、ゆるぎなく立ち向かってい
きたい。希望を持つことを忘れないでいたい。人を信じることが私にとっての希望で
す。
午後から沖縄の高校生達が辺野古の座り込みに来ていました。
おばぁ達と交流の場を持ち、少しの時間を共有しました。
祐冶さんがあいさつをしました。
「私達が築いてきた平和をあなたたちは風や空気のようなものと思ってはいけない。
それは作っていくものだから。もう私達じゃなく、あなた達が担っていかなけれ
ば。」少し強い口調で訴えていました。
小禄さんも話をしました。これまでの90日間、色々なことがありました。色々な苦
労がありました。目に見えない部分での現実をおばぁ達は必死に受止めてきているの
を私は目の当たりにしてきました。そのこみ上げる思いからか、小禄さんは涙を流し
ながら高校生達に訴えました。
「私達がたどってきたような、青春をあなた達に送ってほしくはないんです。自分た
ちの青春を送ってほしい。」と。
その後、しゃべった私も感極まってしまっていました。
「僕達が引き受けるときがきたんだ。もう、もうおばぁ達に背負わせるのはやめよ
う。全ては小禄さんの言葉に集約されてる。戦争のない、差別のない青春を僕ら自身
の力で作り上げなくちゃならない。」
小禄さんがここのおばぁ達がどれだけの苦労の中でここまで来たのか、たったの2年
の付き合いの私でも感じることが出来る。多くの人達にそのことを感じてほしい。
生きるとは壮絶で厳しい、本当のやさしさや幸せ、厳しさ、楽しさは自分で勝ち取っ
ていくからこそ感じられるのだとおばぁ達の生き方は物語っている。一人ひとりのお
ばぁが様々な生き方を生きてこられた、最終的に出した結論は「基地建設は止める」
でした。そのことのすごさを毎日、身近で感じています。
話が終わった後のおばぁ達が泣きながら誇り高く、笑顔でした。この3ヶ月が本当に
報われたと感じています。