X-Original-To: kaymaru@jca.apc.org
From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Wed, 14 Jul 2004 15:06:09 +0900
Subject: [keystone 8971] 辺野古・アキちゃん日誌 0708と0712
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
「びらまきをした」 2004・7・8
7日(水)と8日(木)は、座り込みの後にビラ配りをした。
7日は、嘉陽と安部で、8日は汀間の各部落で行った。
ビラまきの先輩方からは、色んな反応があるぞ〜と聞いていたので、
内心ちょっとドキドキしていたが、
どの部落でも、すごく暖かく受け取っていただいてほっとした。
“ご苦労さま”“頑張ってくださいね”という言葉をたくさん聞いた。
その言葉を聞いてほっとする反面、
なぜヤマトンチュである自分が、この土地で基地反対を呼びかけているのか、
というモヤモヤした気持ちや矛盾を感じずにはいられなかった。
この気持ちは、かんきちくんと一緒に那覇の県庁前で行動しているときも感じてい
る。
この気持ちをどうしていくのか。
行動しながらも、ずっと悩み続けなければならない問題だと思う。
でも、名護の各部落で、
“辺野古の基地反対のビラです。座り込み80日目になりました”
という言葉を通して、人伝いに基地反対のビラが行き渡っていくことは
とてもインパクトのあることだと思うし、意味のあることだと思う。
みんなで基地反対の意識を呼び起こしたい。
最近、それぞれの土地で、頑張っている友達が、
私の日記を見たと言ってすごくうれしい言葉を寄せてくれる。
ありがとう。
奴らとは本当にいろいろあった。
一緒にいたあの日々は、けっこう一生懸命で大変だった。
でもどっか冷めていた気もするけど・・・
でも深く信じていることもあった。
それが、こっちに来て確信にかわったものもある。
でも、わからないことが多い。
一生懸命話すから一緒に考えてほしい。
よろしく頼む。
「民は物を言った」 2004・7・12
勝利の余韻が漂う辺野古は、おだやかな一日だった。
ある程度の緊張感を保ちつつも、
「おめでとう!」と声をかけ合い、握手をして、みんなにこにこ。
辺野古にとっては、本当にうれしい勝利。
普天間基地の返還問題が大きな争点だった今回の選挙で、
30万人の県民が、糸数さんを支持したという結果は大きい。
この結果を受けて、辺野古の状況が劇的に変わるとは思えないが、
この結果をもって、政府、世論に基地建設の白紙撤回を訴えていく
意義はとても大きいと思う。
その行動は、大阪に帰ったあとの私の行動にもヒントを与えてくれる。
政府は、世論が盛り上がることを一番恐れている。
今こそ、もう一歩進んで世論を喚起することが大切なんだと思う。
そのためには、私自身、この2ヶ月間をきちんと整理し、
その過程で、沖縄の歴史や経済について学ばなければならないと思う。
向こうが次の行動を考えあぐねているなら、
その間にこちらはもっともっと知恵を出して、行動を起こしていきたい。