X-Original-To: kaymaru@jca.apc.org
From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 8 Jul 2004 19:13:30 +0900
Subject: [keystone 8952] 阻止行動80日〜81日
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7月7日(水)
・防衛施設局が午後3時40分に来ました。
今日、雨の日は来なかった防衛施設局が午後3時40分に来ました。人数は8名、運
転手2名。車3台。こちらは金城祐治さん、具志堅徹さんが対応。
本当に事務的に和泉課長がいつも言うことを繰り返すだけでした。「基地建設を進め
ます」こちらの代表者は「今は選挙選の途中ですよ。止めて帰ってくださいな。」と
優しく具志堅さんが語りかけていました。
午後4時頃引き上げていきました。いつもながら彼らが来た後のこの嫌なもやもやは
なんなのだろう、やはり消耗しているのでしょう。
今日のお昼ご飯はハルさんと一緒にカレー作り。ハルさんは野菜を炒めずにいきなり
沸騰した水が入った鍋にぶち込みます。若者向きではなく、お年寄り向きということ
でしょうか。
野菜がとてもやわらかくなりました。
最後にガラムマサラ等で味を整える、ただのカレーではなくなる。ちょっと本格的で
す。プチインドカレーです。
大好評でした。
今日は久しぶりに名護市街地に帰郷。帰り際にビラの配布をしました。
嘉陽集落でビラを配布しているととっっっても反応がよろしいです。
一軒、一軒、軒先にいるおばぁに「辺野古から来ました。基地建設反対のビラです。
今日で座り込み開始から80日間が立っているんです。おばぁ、おじぃと一緒に座っ
ています。この80日間止められたんです、基地建設は絶対に止められます。来られ
るときがあったら辺野古に座ってくださいねぇー。」と話しかけます。
笑顔が帰ってくる、拍手が帰ってくる、握手が帰ってくる、ぐちが帰ってくる、檄を
飛ばされる。10件の内の9件は快く受け取ってくれました。
あるおばぁは「これはなんね」と聞いてきました。「基地建設の・・・」といいかけ
て「あーーボーリング調査反対かーーー!!」とそのおばぁ、一瞬怒ってるのかなと思
うぐらい大きな声です。その後、黙って私の手を強く握り、うなずきました。顔は厳
しい中に微笑みを見せていました。人の誇り高い笑顔とはこういうことを言うのだろ
うか。
その後、少しそのおばぁとゆんたくをしました。
「そぉかぁ、辺野古は大変になっとーん。わったーもどぅしぐぁを連れて座り込まな
いといけないがね・・・。戦争でたくさん亡くした。そのどぅしぐぁたぁがわったー
を生かしている。気持ちは辺野古にある!!忘れないで欲しい。・・・」おばぁ決して
忘れはしない、その思い、その叫び、基地建設はさせない。
その後もいいきれないたくさんの出会いがありました。人との出会いはいつも強さを
くれます。
生きるために闘う。海も山も川も生命もこの国のものなんかじゃぁない!!ここに取り
戻す、侵略で奪われた生命を文化を歴史を。これからの歴史を作るのは私達だ!!
7月8日(木)
・防衛施設局は来ませんでした。
今日から選挙はいわゆる「3日間戦争」です。基地建設に反対する議員がたくさん当
選して欲しいです。
座り込みは今日で81日目。本当に長期な闘いになっています。「3ケタになるのか
ねぇ、」と心配しているところです。
今日は11時に本部豊原から「P3C自衛隊基反対」をしているおじぃ、おばぁが来ま
した。
「P3C自衛隊基地」は以前計画はそのままの状態です。ですから本部のおじぃ、お
ばぁはいまだに闘争小屋を閉めずに15年以上に渡る闘いを継続しています。そして
止め続けています。
つい、1ヶ月ほどまえにこの本部のおじぃ達に質問したことがあります。「いつ気を
つけたらよろしいのでしょうか。」と。「うーーん、やつらぁは休みの日も来るし
なぁ。昼も夜もよ。」と答えてくださりました。「毎日、毎時間ですね!」と言う
と、「そうよ!闘いとはそういうものよ!!」と言われた。んーー休む時はないんだ
なぁ。厳しさは元気に変えてがんばろぉ!
今日はお昼に人が多く、弁当は40では足りませんでした。80日目のお祝いでソー
キ骨を炊いたのですがとにかく人が多いため弁当1つにつき、ソーキ骨ひとつしかな
く、ちょっと弁当箱がすいていました。
そこは、炊事場のおばちゃんの知恵。ソーキ骨を炊いた汁でポークを茹でて付け加え
ます。そうするとなんだか彩りもよくなっていました。
皆、満足してくれたかな。炊事場は火の車です。大変だけどとっても勉強になりま
す。