X-Original-To: kaymaru@jca.apc.org
From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Mon, 5 Jul 2004 18:17:29 +0900

Subject: [keystone 8943] 阻止行動77日から78日。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org


7月4日(日)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日は本当に何事もなく無事に一日を終えました。台風7号の余波が残っていてかな
り風当たりが強く感じました。
そういう中でテントを立てるのは大変です。朝、辺野古へ来られる方は来てくださ
い。大変だと思いますが、よろしくお願いします。
静かだったおかげで私は一日事務仕事をはりきることが出来ました。

この頃、炊事場も大変なので手伝うことにしています。カレーを作ってこの間出しま
したが、「からい」とのこと。自分のいつも食べるカレーのからさの半分くらいのか
らさでしたが、人に合わせる大事さを感じました。
事務所には雨の中、東京の太田武二さん(一言メッセージを書いてくださった方で
す。)もいらしてくれていました。「毎日、防衛施設局に訴えに行っているよ!!今日
は沖縄でいけないけれど。」と言ってくれました。
本当に心強く感じます。根元を潰さないと何も変わらない。私達の行動が多くの人達
に繋がっていくことを感じます。

伊江島土地闘争、本部P3C自衛隊基地反対、嘉手納爆音訴訟、普天間爆音訴訟、泡瀬
干潟埋め立て反対・・・・・・恩納村都市型訓練施設反対そして金武町都市型訓練施
設阻止行動、沖縄のありとあらゆる差別と闘ってきた人達が辺野古に集まり、座り込
みを一緒に行い、基地建設を止めています。
今も闘い続けなければならない多くの人達への差別を感じます。しかし、同時にそこ
から歴史を動かしてきた人達のすばらしさも感じます。

東京でも基地建設を止めるために意識ある人達の団体、21団体が集まり、「辺野古
への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会」が発足しています。
毎週月曜日午後6時30分から防衛施設局の前で訴えを行ってくれているとのこと。
本当に心強く感じています。
その他にも4月19日以降にすぐに駆けつけ一緒に座り、生きることを、闘うこと
を、本当の痛みを喜びを共有してくれた皆様に心から感謝しています。
しかし、闘いはこれからです。今は人をつなげ、行動を共にする人を増やす時期であ
り、そのチャンスでもあります。そしてこれからは実際の闘いを一緒にしていく人達
がいなければなりません。
今の私は4月19日の緊張に、原点に戻っています。この3ヶ月間の成長を、自分の
全てをぶつけてでも基地建設を止めるためにここに座っています。
沖縄で行動すること、大和で行動することその両面がとても問われています。

一人一人のその力でこの世界のあり方を変えるために行動しましょう。希望を、炎を
絶やさずに。自分たちの未来のために、辺野古のおばぁやおじぃのために。

7月5日(月)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日の沖縄、北部は変な天気。午後からはどしゃぶりでした。雨のおかげで防衛施設
局は来ませんでした。ありがとう!御天とさん。
しかしー、梅雨も明けたというのになんでこんな天気なのか不思議です。
座り込みでは「座り込み感想ノート」を置いて来て下さった方に感想を書いてもらっ
ています。幾つか紹介します。

未土さんより。
「このノート一番目、、けっこう緊張です。"さぁ書いて"と夏芽さんにオドサレテ
(?)書いています。
今日は風が良いですね。いつも座り込みは一緒に座っている人達の話を聞いたり、一
緒に話したりしながら楽しくやってます。この楽しい空間はきっと"絶対基地は造ら
せない"っていうみんなの個性や力強さが引き出してるのかな。
仕事で来られない時も多いけど、週一回は必ず来たいです。」

栄さんより。
「疲れがたまると口も重くなる。海上基地建設阻止行動に集中して・継続することが
勝利に繋がるが、まだまだ大労の人達が集中していない。
辺野古。命を守る会事務所裏で赤ショウビン(沖縄の鳥)の鳴き声を聞いた。
砂浜にうちよせる波の音も心地よい。
集中し・継続し・決着をつけよう。」

うららちゃんより。
「今日は台風の影響か、雲が曇っています。気温的には暑くなくて、ちょうどいいで
す。すごしやすい日です。
座っていると辺野古のきれいな海が見れないので施設局(政府)が早く基地建設をあき
らめてくれると良いな。
早く皆が心配しないでぐっすり眠れる日が来ますように。
自分に出来ることをがんばろう。」

皆の思いがつまっています。色々な人生があり、色々な生活のことを抱えながらされ
どここに来る人達の強い思いは心を揺り動かすものがあります。