X-Original-To: kaymaru@jca.apc.org
From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 24 Jun 2004 21:44:13 +0900
Subject: [keystone 8900] 阻止行動68日目。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
6月24日(木)
・防衛施設局は来ませんでした。
慰霊の日から一日目、防衛施設局は警戒をしているのか来ませんでした。警察の巡回
などはありました。
朝から50名を超える人々が座り込みに集い、トータルでは150人ほどの人が座り
込みに来ていました。
午後2時には参院選に「基地建設絶対反対」を掲げて立候補した糸数慶子さんも訪
れ、「参院選を勝ち抜いて辺野古の基地建設を止めよう」と訴えました。
今回の参院選はとてもとても重要な位置にあります。自公公認の候補、尾長氏は「憲
法9条の改憲」「基地建設の着工」を掲げていて互いの候補の意見は真っ二つに割れ
ています。
ヘリ基地反対協の安次富代表は慰霊の日に「辺野古座り込み、そして選挙に行かない
のなら、それは革命的な犯罪者」だと強く訴えています。
防衛施設局が来るたびに血圧が10も20も上がるおばぁ達を殺すのか、私達は絶対
に引けないのです。生き抜くために。
伊江島の人々や本部P3C基地反対の人々、沖縄の問題を訴えて行動し、27年間も無
実の罪で拘束を国から受け続けている星野文昭さんの連れ合いの暁子さんも辺野古に
訪れていました。
沖縄のために、世界の未来のために生きる、そういう人達と共に座り込みは続けられ
ています。
事務所はおばぁ達がたくさん来ていてにぎわっていました。
「いつまでこんなことが続くのかねぇ・・」ぽつりと言葉が出ます。
「勝つまで続くのさ!!」ユキおばぁが誇り高々に答えていました。小さな言葉だけれ
どとても大切にしたい言葉です。
小禄さんは85歳の高齢で杖をついて歩いていますが、事務所から座り込みの場所ま
での300メートルほどをよっこらよっこら歩いていきます。本人いわく「私の運動
!勝つまではがんばって体を元気にせんと。」ということだそうです。
伊江島の阿波根のおじぃが「私が病むことは戦争屋を喜ばす。ですから、体も精神も
健康に保たんと。」と言っていました。小禄さんもそれを体言しています。
でも歩く姿がまるで水戸黄門のようです。
そんな人達のために全てを覚悟します。基地は絶対に作らせない!
どうぞ皆様の力をお貸し下さい。
かんきちさんは・・・
那覇の県庁前で「基地建設阻止座り込み・・・日目。座り込み参加者募集」の看板を
持って立っているかんきちさんから電話がありました。
「今日はねぇ、たのしかったよぉ。この間怒鳴り込んできたおっちゃんが来てさ、"
この間は大声出したりして悪かった。俺も基地建設に反対だ。一緒にがんばろう"と
言ってくれた。それに名古屋から来たっていう高校生の兄ちゃん、どうみてもヤン
キーなんだけど。"辺野古ってどこよ"って聞かれたから色々説明したんだ。そしたら
"ふーん。直接小泉に言えばいいじゃんよ"って言われたよ。"そりゃぁそうなんだけ
どさ。中々難しいから手伝ってくんない"って言ったら笑ってたよ。」
とのこと。
「毎日の中で日々たくさんの人々と濃密に時間をつくること。そういう中で人は成長
していく。」という言葉を聞いたことがある。かんきちさんはそういう中で輝き、強
くなっている。
「泣いて帰ってくる」ことがあってもそこに信頼できる仲間がいること、それがかん
きちさんへの支えにもなると思います。私は辺野古で精一杯の行動をし、そういう仲
間としてかんきちさんと向き合っていきたい。切磋琢磨して自分を磨いていきたいと
思います。
ありがとうかんきちさん。