From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 10 Jun 2004 13:54:07 +0900
Subject: [keystone 8829] 辺野古より。平良夏芽、報告。速報!!
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
平良報告>防衛施設局は、和泉課長を先頭に業者も含めて20名ほどでやってきまし
た。私たちが台風対策のためにテント等を撤収し終えて1時間ほど経ってからのこと
です。座り込みに来ていた仲間たちは、命を守る会の小屋の前で待機していたので、
私が車で一人で見張りをしていたので無線で仲間を呼びました。以下、私と具志堅さ
んでの対応です。
施設局「台風対策のためにきました」
平良「お疲れさまです。風が強くなる前に片付けてください」
施設局「はい。台風が過ぎ去ったら、この前みたいに現状回復させてください」
平良「それは、約束できません」
※顔が急にこわばって
施設局「それでは、台風で柵が飛んだら責任をとってくれるのですか」
具志堅「それはできません。だから撤去してください」
施設局「再設置の約束が取れないと、撤去はできません。再設置できないのであれ
ば、補強させてください。」
平良「それはできません」
※そんなやり取りがしばらく続いたのですが、施設局の中の若い人が「補強するぞ
!」と後ろに声をかけて、こちらにすごんだので無線で全員をヤード前に待機しても
らいました。場が緊張したのですが、
和泉課長(再び穏やかに)「平良さん、お願いします」
平良「施設局はこちらの要求は一切聞かないで、お願いだけして本当にきかれると
思っているのですか?人殺しにつながるヤードを撤去して、再設置を許すということ
は、人殺しを認めてしまうことになるのです。」
和泉課長「いや、平良さんはすぐに人殺しにつながるって言うけど、これはこの後に
行われる工事の前の調査で、直接、基地を建設するというものではないのです」
平良「何を言っているのですか?基地を作るためのボーリング調査だということは、
和泉課長も分かっているじゃないですか。今、静岡にイラクの少年が来ているのを
知っているでしょ。あのような少年たちとたくさん出会ってきたんです。再びイラク
に行ったときに、どう言い訳できると思うのですか。人殺しのためのヤードの再設置
を認めたという言い訳ができないじゃないですか。どんな理屈をいってもだめです。
人殺しにつながることには、一切協力できないんです。だめです」
※そこまで言うと、和泉課長は上と相談しますと車の中に戻っていった。
※再び戻ってきたときには、態度も口調も変わって
和泉課長「私たちが台風対策をしようとしているのをあなたたちが阻止しているので
すから、今後に起きる問題についてはあなたたちに責任があります・・・・」
平良「何を言っているのですか、台風対策をして下さい。なんだったら手伝います
よ」
和泉課長「再設置もさせない、補強もさせないということであれば、あなたたちで管
理してください。」
具志堅「何を無責任なことを言っているのですか。あなたたちの物なのだから責任を
もって対策し撤去しなさい。責任放棄は許さない」
※めずらしく具志堅さんが怒鳴る。
平良「えっ、私たちで管理していいのですか?分かりました。」
※私は、ヤードの前の仲間たちに柵の片付けを支持。防衛施設局が責任を放棄し、後
の責任を私達に押し付けて帰っていったのだから、柵を片付けるしかない。台風対策
・緊急避難としての判断・対応であった。
※施設局は、あわてて写真を撮りに来ようとしたが「あなたたちは責任を放棄したの
だから、もう帰りなさい」と帰っていただきました。暴風が強くなる中、中間たちが
柵を撤去し、風で飛ばないように固定しました。
※とにかく、柵は撤去されました。そして、ヤードに関する管理責任と管理権を施設
局が放棄したことを確認したいと思います。彼らの安全意識などこんなもんです。
以上。