From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Tue, 8 Jun 2004 00:13:56 +0900

Subject: [keystone 8814] 阻止行動50日目
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      6月7日(月)
      ・防衛施設局は午後3時40分にきました。

      午前中は命を守る会代表の金城祐治さんと金武町伊芸区の人達の行動に参加し
ました。
      今、伊芸区は・・・
      状況としてとても厳しいものがあります。そして阻止しにくい状況がありま
す。
      第一にゲートの数が多い。第二に海兵隊基地ハンセン内の工事はレンジ4だけ
ではないため業者の特定が困難。第三に"県が反対している"ということが言われてい
るが見たところ伊芸区の人々、特に女性が多く、厳しい中で闘っている。第4に基地
内であり中で阻止することが困難であること。第五に基地の敷地内であるためテント
などは建てられずにいることなどなど、、、状況はとても厳しい。
      それでも朝、7時〜8時の間第一、第二ゲートで伊芸区の人々は阻止行動を展
開している。

      私達はまず第一ゲートにいったのですが、人がいなかったため第二ゲートに向
かいました。
      第二ゲートには伊芸区民の女性たちを中心とした阻止線が張られていました。
      「辺野古からきました」とあいさつをするとプラカードと「断固阻止」ハチマ
キを快く貸して下さいました。
      「私達は素人なものだから、色々と教えてくださいねぇ」と金武町のおばちゃ
んから言われる。夏芽さんと2人で「いつから僕達は玄人になったのだろうね。そ
れって余りいいことじゃないよなー」なんて談笑していました。
      すると「来たぞー」という声がかかる。見るとブルーのバンで車体にはその会
社名のシールが張ってある。真っ先に夏芽さんが飛び出して止める。私は後に続い
た。それにまた伊芸区の人達が続く。「私達の声を聞いてー!!」「私達はあんなもの
が出来たらくらしていけないんですー!!」「私達に協力してください!!!」区長も拡
声器を持って訴える。
      業者は「上と話してくるのでユーターンさせてほしい」と、「他のゲートから
入っていくんじゃないのか」とのこちらの問いには答えずに帰っていった。
      私達も8時まで行動に参加し、「辺野古が危険な時間になるので」と帰ってい
きました。
      こんなやりとりが毎日続いている。何度もいいますが、辺野古と伊芸区の闘い
は共にあります。私達は共にたたかわなければならない存在として認め合い始めてい
るのです。それが感じられる時間でもありました。

      辺野古では・・・
      午後3時40分に防衛施設局が車2台、人数が8人できました。
      平良夏芽さん、金城祐治さん、大西さん、具志堅徹さんが対応をしました。
      今日、辺野古では「91歳」のおばぁが亡くなり静かに葬式が行われていた。
防衛施設局がやっていることは常識からかけ離れている。
      「今日が何をやっている日かわかっているのか!!常識がないにもほどがあるぞ
!!今すぐ帰りなさい!!」金城祐治さんが怒りをぶつけた。30分ほどして防衛施設局
は引き上げていきました。
      防衛施設局は「地元への配慮」などと言うことは何一つ持っていない。ただあ
るのは「基地建設を進める」ということだけだ。とてもとても怒りを感じます。

      今日は座り込み開始から50日目です。座り込み参加者の延べ人数は3655
人になりました。沖縄は午後6時30分よりOTV生放送で「座り込み50日目」とし
て紹介され流されました。