From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
Subject: [keystone 8765] 阻止行動35日目
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
5月23日(日)
・防衛施設局は来ませんでした。
土、日と防衛施設局の動きはなく、静かな二日間を送っています。
明日、24日は沖縄県民会議が防衛施設局に対して行っていた要請書への回答の日で
す。要請書の内容は「住民説明会を行うのか否か」です。
この8年間、国は名護市民に一切の説明会を行っていません。どんな公共事業も説明
会こそあったはずです。
私達は説明会を行えば作業をしていいといっているのではなく、当然の権利として要
求しています。
国は国民に判断する権利さえ与えずに基地建設を強行しようとしているのです。なお
さらに怒りを感じるものです。
今日は座り込み現場から一日三線の音が響いていました。三線は沖縄の底辺で生き抜
いてきた人達が生み出した音楽です。座り込みから響く三線の音はとてもとても心地
よく聞こえてきます。大地の音とでも言うのでしょうか。
下記は・・・
前日の日誌に載せた韓国のメッセージに答えて、5月29日に韓国で行われる「平和の
フェスティバル」に命を守る会よりメッセージを送りました。その文章の全文です。
生命と平和を守るために共に闘う韓国の仲間の皆様。皆様の行動に敬意を表し、連帯
のごあいさつを申し上げます。
韓国の皆様、私達は全ての生命を守るために日米政府による米軍の海上基地建設に反
対して8年間阻止し続けている「命を守る会」という、平均年齢80代のお年寄りを
中心とする市民団体です。
辺野古では4月19日より日本政府が基地建設で必要とされているボーリング調査
(地質調査)を強行しようとしています。
現在、私達はボーリング調査の資材搬入を阻止するために道路に座り込みをしていま
す。座り込みを始めた4月19日から現在までで座り込み参加者は3000名を突破
し、一ヶ月に渡る座り込みを継続し、ボーリング調査を阻止し続けています。
梅香里(メヒャンニ)の爆撃場が来年8月までに閉鎖されると聞いて私達の闘いに
いっそうの活力を与えています。
皆様の長期にわたる闘いは「人の真実の勝利」を世界中の全ての闘う人々に確信させ
ています。
また爆撃場の移転に対して「許さない」との意思を貫いている皆様の行動を支持いた
します。そして韓国で反米軍基地の闘いをしている全ての人々を支持いたします。
私達の闘いは差別されている全ての人々の手に歴史の真実を取り戻し、過去、現在の
侵略戦争によって奪われた人々の文化、人々の生命を取り戻す闘いとなることでしょ
う。
二度と朝鮮半島に侵略を行ってはならない、私達は謝罪の意を込め、朝鮮半島の平和
を願い闘っています。
韓国の闘っている皆様、また皆様と闘いの場で出会い、分かち合い、そして闘いがな
い平和の場でまた出会うことを切に願います。
暗い闇はいつまでも続くことなく、私達を朝日が照らし、必ずや勝利を勝ち取ること
を誓います。
2004年5月29日
ヘリポート建設阻止協議会(命を守る会)
代表 金城 祐治(きんじょう ゆうじ)