From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: "キーストーン メーリングリスト" <keystone@list.jca.apc.org>
Date: Mon, 10 May 2004 23:55:50 +0900
X-Priority: 3
Subject: [keystone 8675] 次代に引き継ぐもの。阻止行動22日目。辺野古


5月10日(月)
・防衛施設局は来ませんでした。

月曜日、平日ということもあって辺野古の漁港には朝からピリピリとした空気が流れ
ていました。「今日は来る」そんな思いがそれぞれにはりつめているからです。
70名以上の人が今日も午前6時から座り込みを開始。今日で22日目。

那覇や浦添ではハーリー大会をやっています。参加者の中には「これは、いつも家の
目の前でやっているんだよ。なんでテレビで見てんだろな。」と言っている人も。
皆、生活を犠牲にしてもこの状況を変えるために来ている。国がこんなことさえしな
ければ平和にハーリーを見ていたのに。

県民会議の人達は那覇防衛施設局に申し入れに行きました。申し入れ内容は次の7
つ。

1、21世紀は環境の時代である。今回のボーリング調査はそのことに逆行することに
なるが、どう認識しているか。
                                      
                                      
             2、ボーリングを含む「現地技術調査」等について、那
覇防衛施設局は一度も住民説明会がないままに、ボーリングを強行しようとしてい
る。直ちに公開の住民説明会を開催すること。                 
                                      
 
その説明会において、? ボーリングの根拠、? 63箇所のボーリングがジュゴンや
サンゴ等に影響を与えないとする根拠等を示すこと。

3、ボーリング調査に際し、県が委嘱した専門家の意見書の受け取りを拒否し無視し
たのは何故か。

4、今回行われようとしているボーリング調査が実施されればジュゴンに大きなダ
メージを与え、さんご礁、海草・藻場等の豊かな辺野古の海を破壊することにつなが
り、政府自ら策定して環境影響評価穂にもとることになると判断されるがどうか。

5、小泉首相は国会答弁で「住民の理解を得て進めたい」と答弁しているが、発言の
趣旨をどう理解し受止めている。

6、住民説明会の開催等、住民意思を得るための努力が果たされるまで、辺野古漁港
の作業ヤードを撤去すべきと思うがどうか。

7、沖縄の59年間にわたる基地の過重負担を軽減するため、米国の海外基地の抜本
的見直し機をまたとない好機とし、普天間基地の即時返還と海上基地建設計画の断念
を方針化し、日米交渉で実現すること。

これに関して防衛施設局は「24日までに回答する」としました。

 山内徳信県民会議代表が「では、24日まで作業の強行はないな」との問いに「今
は答えられない」とし、「明日電話で答える」と言っています。答えを受け取るのは
山城さんです。


座り込み場所では反対協、命を守る会の記者会見があり祐治さん(命を守る会代表)が
発言。16世紀から21世紀までに死んだ人々の数を読み上げ、切々と次代に伝えな
ければいけないことを語っていました。
「もう二度と不毛な戦争を起こしてはならない。私達は次代に平和を引き継がなけれ
ばならない。そのための座り込みです。」
座り込みから拍手と歓声、指笛が鳴り響いた。

私は祐治さんから次代を引き受ける人間です。この状況を闘い抜いて私が次代に残す
ものを作って生きたい。
今日は防衛施設局が来ませんでした。5・15までまだ時間があります。辺野古に集
まり、闘いましょう。