From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: "キーストーン メーリングリスト" <keystone@list.jca.apc.org>
Date: Fri, 30 Apr 2004 23:41:34 +0900
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Subject: [keystone 8613] 040430 辺野古 阻止行動

4月30日(金)
午前6時集合にもかかわらず、約100名の人が辺野古へ集まりました。
午前8時頃、「漁港より、調査にでる可能性あり」との情報があり現場が緊迫する。
カヌーを出し、「さくら丸」出す。海上で集合して阻止線をはる。漁船が出て行くことでまた緊張が走る。陸と海上どち
らもで阻止線をはります。
「漁に出ている」ことがわかり阻止線を解除。
良い予行演習になりました。

午後2時30分、防衛施設局5人が漁港入り口に来る。「来たー!!」と連絡が入る。事務所にいた人達がいっきに飛び出していく。85歳の小禄さんは「わんはここで待っていようねー」と声をかける。
私もおばぁ達と一緒に事務所にいました。ここを守ることが私の仕事だと思うからです。あえて阻止線に参加しませんでした。
約100名の阻止線。漁港は一気に騒然とします。防衛施設局なんかがこなければ私達は仕事をし、人
と会話し、生活をしていたはずです。そんな日常を破壊しにくる彼らへの怒りは、その迫力は辺野古を覆っていくようです。
私達は防衛施設局に「住民説明会を開け」と訴える。
「基地建設における方法書の広告縦覧はなぜ10ページずつなんだ。たった40日間で400ページもある方法書を読み、それに対し意見をするなど現実的ではないじゃないか。あなた達は住民の生命にかかわる問題を説明する気もないのか!!」
「コピーの許可を!!」「インターネットで開示しなさい!!」と声が上がる。
中身さえずさんな400ページの開示であり、それを覆い隠そうとする防衛施設局はとてもとても卑劣です。
施設局は午後3時10分ごろ引き上げていきました。
施設局は「住民説明会」を開け!!

今日の昼ご飯は団結てんぷらとらっきょ、たくあんにご飯。プチトマトも入っていました。
「てんぷら屋よりおいしい!」と大好評でした。炊事場のおばちゃん達に頭が下がります。火の車になった炊事場をおばぁ達は服をまくり上げて手伝っています。やはり若い人の手を借りたい。

施設局が帰った後すぐにおばぁ達と参加者の健康診断のためお医者さんが駆けつけてくれました。
見てもらった結果、おばぁ達の健康には今のところ「異常なし」とのこと。しかし、今日こられなかっ
たおばぁは風邪をひいています。心配です。

辺野古の裏山にできた「国立高専」はすでに開校しています。その生徒が毎日のように浜辺で遊んでいるのですが、今日は飛び込む時に「頭を切ったー」という子が事務所にやってきました。血がでていた
ので応急処置、先生を呼んでもらいました。「あんた入学早々にーー」と先生。「ぶすーー」とその生

徒がしていたので「それも人生じゃ!」と声をかけると笑っていました。元気になれよぉー。

県外の高校生が座り込みに参加するという光景も見られ、三線を歌う時間もありました。防衛施設局が去った後は本当に人間的に素敵な光景になります。「命ぐすい」とはこのことなのでしょうか。

私達の闘いに共感してくれている方々にお願いいたします。
ジュゴンの家ホームページ
http://www47.tok2.com/home/dugong/index.html
シンさんの辺野古日記
http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/
の二つに毎日、ここの報告をのっけています。その二つを広めていただけたらと思います。
よろしくおねがいします。