From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Wed, 15 Dec 2004 19:01:35 +0900
Subject: [keystone 10036] 阻止行動日誌241日目。富田晋。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
12月15日(水)
・防衛施設局の違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。
午前6時30分まだ夜明け前、海上にはぞくぞくと阻止船団が集まってきます。
海上にいるのは阻止船だけというすごさ。
私は一番西のポイントで海上座り込みを開始しました。単管やぐらの上で海人達に自
分達の漁場の説明を受けました。
「わったーの漁場はここから良く見える。」指差した先はほんの1キロほどしか離れ
ていない海でした。本当に目と鼻の先です。
「7年前にボーリングがあった時からその海域ではめっきり魚がとれなくなった。」
国が7年前にボーリングを強行された時の話しです。「杭を打つだけ」「事前調査」
などと言ったことを防衛施設局は並べていますが杭を一本打つだけでどれだけの被害
があるのか。生活が隣り合わせの人達は良く知っていました。
「この辺野古の漁場はとっても良い。がんばれば一日何万円という水揚げが見込め
る。この漁場は宜野座とは昔から付き合いが長い。モズクの種をここの海人達に授け
たのも宜野座の海人さ。そうやって助け合って生きてきた海をこういう形で破壊する
のは絶対に許せないさ。」その言葉の節々に海人としての誇りが詰まっていました。
辺野古の海は本当に透き通っています。魚達が群れています。アジケーやサザエ、ウ
ニはもうものすごい量です。海人達の話しは本当なのです。
今日の海上は天気が良いものの、波が高く、風が強いです。風の音は海の音楽のよう
です。波の音は生きる力を伝えてくれているみたいです。
防衛施設局は大型船を外洋に出し、ダイバーを使って潜水の調査を行なっていまし
た。
リーフ内はまったく調査をやらせていません。
連日阻止船が10隻以上も出いるすごさ。海人達の誇りある行動は確実に状況を逆転
しました。
海人達に「俺たちが来るまで毎日海上でやられとったんか。」と聞かれました。「毎
日羽交い絞めにされながらもとめ続けてきました。」と答えると。「がんばろうな
!!」と帰ってきました。うれしい限りです。
今日も勝ちました!!!絶対に止めましょう!!!