From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Wed, 15 Dec 2004 18:35:09 +0900

Subject: [keystone 10034] 阻止行動２３８日目。富田晋。
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１２月１２日（日）
・土日は防衛施設局による違法な強行調査はありませんでした。

・土曜日
何事もなく、ゆっくりとした一日でした。私も午前は自分の用事を済ませて午後から
辺野古に行きました。
昨日の男性が単管に頭を強打した事件について海上保安庁が防衛施設局及びサンコー
コンサルタントの作業員から現場での再現をするため一時海に作業員が出るというこ
とはありましたが、それ以外は何もありませんでした。
午後から出た私は船に乗りたい人たちと共に新しい船長の講習会。ぞくぞくと船長が
増えてきています。まずは辺野古の海を知ってもらうこと。私も知っているというほ
ど辺野古の海で生活していませんが、この海が昔もずく養殖の大きな漁場であったこ
と。その漁場が米軍の海上演習によって破壊されてきたこと。その名残で鉄筋が無数
に海底に突き刺さっていることなどを話しいました。

・日曜日
今日は辺野古は休みをいただいて辺野古の若い人たちで那覇にお出かけ。
「ＮＯ　ＦＬＹ　ＺＯＮＥ」と題して沖縄のバンド（モンゴル８００）などの出演で
普天間基地の返還を訴えるイベントが沖縄国際大学のグラウンドで企画されていたの
でそちらに行く予定でしたがあいにくの大雨来週に中断となりました。
辺野古で共に阻止船の船長をしている平良夏芽さんのうふざと教会で礼拝があるので
そちらにも参加しました。
沖縄の教会はやはりすごいです。礼拝のすべてが辺野古のことや平和のこと。平和に
ついての学習会のようでした。
「自分が一番となりたい。自分が前に出たい。人は誰しもそのような部分を持ってい
ますが、謙虚でありたいという心はもっと尊く、必要なものです。それが平和にもつ
ながるもの・・・」といった説教もありました。
その後、防衛施設局前で「基地建設の白紙撤回。ボーリング調査の中止」を訴えてハ
ンガーストライキ（断食座り込み）を行っている山口洋子さんの所に行きました。
今日でハンスト「１４日間」。心配していましたが、比較的元気はあるようでした。
でも、少し体が小さくなったと感じます。「人は２週間食べなくても死なないわ！！
あなた達が頑張っているから、私も頑張るよ。」と言ってくれました。
そのまま皆で午後３時頃に県庁前に移動。県庁前では辺野古の基地建設に反対する多
くの市民団体が交代で座り込みをして県知事に基地建設の白紙撤回を要求していま
す。金曜日の事件の後にもすぐに山口洋子さんも共に那覇防衛施設局に対して抗議行
動をしています。
金曜日に県庁前座り込みの人々、山口洋子さんが抗議に行った時も那覇防衛施設局は
「自分で落ちたと報告を受けた」「５０�p上から落ちただけだ」と話しました。自分
達がやっていることさえも直視できていない。１３分意識がなかったという確認は落
ちた男性を助け出すまでに１０分かかっていることを業者との間で確認をし、私が漁
港まで搬送する７分の半分ほど行った所で意識を取り戻したことで確認されていま
す。１３分という時間がもっと長かったら、意識を取り戻すことがなかったら。私た
ちは大切な人を海で失っていたかもしれない。
監督責任さえ果たしていない防衛施設局に対してこれからも追求をしていかなければ
いけません。強い憤りを感じています。
１時間ほど座り込みをしつつ、県庁前でビラを配りをし辺野古へと戻りました。

明日は月曜日、多くの漁民が阻止行動に参加する予定です。